8.30.2014

WAY OUT WEST in Göteborg- report 01.

8/7 "Way Out West 2014" 初日。
天気は晴。

このフェスはヨーテボリの人々の憩いの場として100年以上親しまれている
「Slottsskogen」(goteborg.se/slottsskogen)という公園の一部を会場として使用しています。
今回泊めてもらっている友人のPeterと前日に歩いてまわりましたが、
足が棒になるほど広大な敷地で、本格的な動物園もあり、
東京に暮らす我々からしたら羨ましすぎる、なんとも贅沢な自然が広がっていました。

日中はこの公園で「Way Out West」、深夜は近辺の各Clubで「Stay Out West」と
夜通し楽しめるフェスになっています。

さて初日ですが、日中に我々の観たいアーティストはいませんでしたが、
一度リストバンドを交換しに会場へ。
公園の一部ということで、全4ステージはどこもすぐに歩いて行けるし、
アルコールエリアは隔離され、警察も随時パトロールしており怖さは全くありません。



無印で売っているような体にフィットするソファーがあるエリアで2時間程くつろぎました。
遠くに昨夜の”Tussilago”物販男とLykkeの弟が歩いていた気がします。
ナップサックを背負ったイケてる人もチラホラ見た気がします。
また、ふと隣を見ると仙人がいた気もします。
長旅(と前日の公園の下見)の疲れもあり、ウトウトしてよく憶えていません。



このフェスには非常に便利なアプリがあり、
ランプの色で会場の込み具合、並んでいる人数がリアルタイムで表示されます。
このあと行く会場のPUSTERVIKは750人収容ですが、既に黄ランプが点灯!
これはヤバいと足早に向かいます。


最初のお目当ては6月に東京で観れなかった”The Garden”
到着すると既になが~い行列。
ここまで来て見逃すわけにはいかないとハラハラしましたが、なんとか入場できました。
入ってみて分かったのですが、この会場は1階に大ステージ、2階に小ステージがあり、
皆さんのお目当ては1階のアーティストだったようで、
肝心の”The Garden”の演奏する2階の小さなBarは人もまばらで拍子抜けしました。


予定の23:45きっかりに”The Garden”の演奏がスタート。
お客は若い人が中心だったように思います。
身体全てを駆使した高尚な芸とも言える素晴らしいパフォーマンス!
ライブ中に最前列のカップルがファラフェルピタを食べ始め(何がどうして!?)、そのピタをスピーカーの上に置いてたので
Fletcherがスピーカーに飛び乗る度にピタが蹴散らされないか、終始ヒヤヒヤでした。


そのまま次のアーティストはcommuneでもレコードを取り扱っている"Marrisa Nadler"
演奏時間の25:15になると、急にオヤジ率がアップ!
客層に驚いている間に演奏が始まります。
赤いドレスが印象的なMarrisa(guitar)、サポートにViolinの女性の2人編成。
Barということで大声で話す酔っぱらいが多く、
それに反応したMarrisaがイントロを何度もやり直すハプニングがありました。
普段こういった場所でやり慣れてないのか、なかなか適応するまで時間がかかった感が
ありましたが、その後は会場を徐々に自分の世界に引き込み、彼女の底力を感じました。


commune Online Shop  : Marissa Nadler - "july"- LP
 
数曲聴いたところで、次に行く会場の様子をアプリでチェックすると
キャパが2000人となっているにも関わらず、赤ランプ!行列も出来ているようです。
会場となるTRÄDGÅRNは少し離れているので、急いで向かう事に。

本日最後のアーティストはこちらもcommuneでレコードを取り扱っている"Amen Dunes"
到着すると人は減っており、無事に入場できました。
この会場も大小2ステージあり、これまた皆さんのお目当ては大ステージのアーティストだったようです。


我々の目的の小さいステージ(といっても800人くらい収容可)へ向かうとリハ中ですから、お客は当然まだ誰もいません。
大ステージから聴こえるぶりぶりのエレクトロをBGMに屋外のソファーに腰掛け、スタートの26:15まで待機。


そろそろ、と思いステージを見るとお客はPRESSの腕章のおじさんを合わせて3人ほど。。
我が目を疑いましたが、演奏が始まる時には15人ほどに。
 

"Amen Dunes"はDamonの他に、ギター、ドラム兼パーカッションの3人編成。
commune店内で死ぬ程聴いたあの音がレコード以上の広がりで迫ってきます。
 


commune Online Shop  : Amen Dunes - "Love"- LP

深い時間も相まって、サイケでドリーミーな楽曲に気持ちよく身を委ねていると
曲間にステージ左側から激しくチャチャ入れする男達あり。


大ステージのエレクトロで飲んだくれた酔っぱらいが絡んでるのかな~、ウザいな~と
そのジュラシックパークのキャップを被った髭面の男をよく見ると、、
Mac Demarco のベースのPierce、そしてドラムのJoeではありませんか。


(この二人!!↓)

その後も演奏中に"写るんですカメラ"でフラッシュ炊いて写真を撮ったり、Joeがパーカッションで参加したり、終始楽しそうな2人の効果もあって、とても贅沢な時間を過ごせました。
演奏後にはDamonに挨拶し、帰宅。

この日は無事に目的のアーティスト全てを観る事ができ、
満足とともに眠りについたのでした。むにゃむにゃ。

つづく。

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